COLUMN住まいのコラム

ゴミ箱の置き場所も事前に考えよう

イエタッタ編集部
2018.11.09

キッチンの収納で意外と悩むのがゴミの置き場所です。最近はどこの自治体もゴミの分別に力を入れているため、ゴミの種類によっては、1~2週間に1度しか出せないものも。新築時にきちんとゴミ箱の収納スペースを確保しておかないと、食卓から丸見えになる場所におくことになってしまったり、行き場の定まらないゴミ箱が、スムーズな動線のさまたげにもなりかねません。

ゴミ箱の収納場所に適しているのは、キッチンのカウンター下、パントリーの一部や壁面収納の中。あらかじめゴミの種類ごとに、回収日までにどれくらいの量が出るのかの見当をつけ、それが収まるサイズのゴミ箱を用意。そしてそのゴミ箱がきちんとおさまるだけの収納スペースを確保します。

また、勝手口の外にゴミの一時置き場を設けるのも便利です。2階にキッチンを上げる間取りなら、サービスバルコニーを設置して、そこに置く方法もおすすめです。

 

 

キッチンに限りませんが、プランニングの際には、実際の暮らしをイメージすることがとても大切です。ゴミ箱の置き場所や一時保管場所などを平面図に書きこみ、日常的に使いやすいかどうかを確認すること。保管場所から室内外の出入りのしやすさ、前面道路までの動線などを考えておくこともポイントのひとつ。玄関から持って出るのか、勝手口から裏庭を回るのか、カースペースを通るのかなど、収集場所へのゴミ出しのしやすさにも配慮しておきたいものです。

 

家づくりの中では、ゴミ箱置き場は小さなスペースですが、使い勝手の良し悪しは毎日の暮らしにも影響するもの。キッチンが快適な空間になるかにも関わってきます。キッチンを検討する際には、料理をつくる→片付ける→ゴミを捨てる、までトータルに、使いやすいプランニングや設備機器、ゴミ箱を含めた収納プランなど、十分に検討することが大切です。

 

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