7000本の釘
こんにちは、隅です!
GWに入りましたね!
ここ数年は雨のGWだった覚えがありますが今年は後半天気が良さそうですね~
皆様はGWどのように過ごされるでしょうか?
私はたまっている建築の方を読めたらいいな~という感じ。
ちなみに弊社のお休みは5月1日(日)~5日(木)の予定となっておりご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
野々市市新庄の現場では建て方を終えました。(だいぶ前ですが...)
建て方後に私たちが行う仕事の1つをご紹介☆
建て方が終了し建物の構造(柱や梁)が完成すると構造用面材という地震が来ても耐えられるように建物を強くする材料を張り始めます。
今回使用した材料は大建工業さんの「ダイライトMS」という商品
1枚当たりの大きさは横91cm高さ3m重さ18.6kgで大きくて重い
書いてある文章を良く見てみると...
釘のピッチは最初から板に印があるのでそこまで問題がないのですが赤線が引いてある箇所になかなかシビアなことが...
釘のめり込み深さは1mmまでと書いてあります。
実際に板を取付ける場合には釘打ち機を使って柱などに止めつけるのですが機械の圧力や木材の樹種の違いによって釘がめり込むことがあります。
機械の圧力弱く釘を打つことで釘の頭を出しておき、写真のように金づちで叩くという動作を大工さんは行っています。
20kg近い重さの板を運んで金づちで叩いての連続
この板、30坪ほどのお家で約70枚ほど使用します。
1枚当たりの釘の本数は約100本...
ということは家1棟で約7000本以上の釘を叩いているということになります。
それにプラスして釘もめり込ませてはいけないので大変な仕事です。
ただ大工さんも人間ですから見落としなどはあります。そこで登場するのが私たち。
これは先ほどと同じ写真ですがよく見てみると釘の付近に何やら印があります。
これは大工さんが取付けた後に私たちが7000本の釘を検査している印なんです。
このように大工さんと私たちで2度の確認を行うことで材料本来の力を発揮させることができ本当に地震に強いお家を作ることができます。
「~を使っているから」「構造計算しているから」地震に強いという言葉をよく耳にしますが材料の正しい施工ができてこそ材料本来の力を発揮させることができます。