1cmならいい?
こんにちは、隅です!
暑がりな私はそろそろ衣替えがしたいところ
去年着ていた仕事着は現場に出た時に汚しているので毎年のように探しに行かなくてはいけません。
体格状サイズがあまりないので良いものを探すのも一苦労...楽しい時間ではありますが
さて、前回の最後に書いた玄関の木材についてご説明
まず初めに玄関の断面を見てみます。
断面はこのような感じ
ただこのままの構成だと基礎の部分には断熱材がありませんので大きな熱の出入りが発生します。
そこでこのように断熱材を基礎面に施工することで熱の出入りを防いでいます。
これが基礎断熱(内側)となり、お家が床断熱の構成だとしても玄関や浴室だけ基礎断熱となるお家がほとんどです。
玄関に基礎断熱材を配置し、タイルやモルタルなどの玄関床仕上げ用のコンクリート下地を施工すれば後は壁と床を仕上げるのみ!と思いきや?の部分がなんだかおかしいですね。
(床仕上げの下地は中々基礎の高さと同じというわけにいかなかったりするので少し低くなります。)
床と壁の取り合いがこのようにポコッと出っ張ている玄関見たことないと思います。これはそれぞれの収まり方が悪くなるのでこのまま仕上げは行いません。それではどうしているのでしょう...
このように断熱材の部分1cm~2cmほどカットして床と壁の取り合いが出っ張らないようにするしている場合もあるかもしれません。
ただこれはあまりよくありません。
断熱材を1cm~2cmほどカットするということはその分断熱がないということになるので熱の出入りが発生しますし、結露に繋がる可能性もあります。
お家が高断熱になるほど玄関ドアを開けた時の熱の出入りが大きくなります。その玄関で1cmとはいえ断熱がなくなるのはよくありません。
そこでどうするかというと
最初の写真のように木材を取付け断熱材を切らずに仕上げています。
木材の出っ張りが気になると言われればそれまでですが...笑
ただ飾りとして木材を出っ張らせていたわけではなくこのような理由がありました。
部屋は狭くなりますが壁を室内側に厚くして木材を取付けないという方法もあったりします。
1cmくらい切っても問題ないでしょ?と思うかもしれませんがそのような考えは持たずに切らずに工夫する方法を考えましょう。