第1種換気を使っておけばOK?②
こんにちは、隅です!
前回の続き
第1種換気は熱交換効率が良いため室内へ取り込む外気を室内の温度に近づけることができましたね。
ただこの換気とは別のところで行われる換気があると効率が変化してしまいます。
別の換気なんてあるのか?と思いますよね。それがあるんです。
隙間風はもってのほかですが、レンジフードや浴室、トイレの換気はこの換気に含まれていないことがあります。
トイレは含むことができるものもありますがレンジフードは換気量も大きいので中々難しいです。
レンジフードを動かしたときの第1種換気の効率がどれだけ変わるのか見てみましょう!
レンジフードの換気量が非常に多いことが分かりますね。
熱交換効率が90%だとしても67%まで落ちてしまいます。
第1種換気だからと言ってすべての換気空気が熱交換されるわけではないということが分かりましたね。
そして、もう1つ第1種換気を入れておけば暖かく、涼しいと思って断熱はある程度というのも良くない。
第3種換気の方をUa値0.4に上げると光熱費の差も1日で約10円になります。
暖房や冷房の必要がない春や秋などの中間期は
第1種換気の方が換気の動力で最終のお金は多くかかります。
第1種換気でも中間期は運転の仕方が変わって動力が少なくなるものもあります。
ただUa値を0.4に上げるコストのことを書いてはいませんがすぐに高性能な設備に食いつくのではなくまず建物の性能を上げることを考えてからコストのバランスとメンテナンス面を考えて第1種換気の採用を考えて良いかもしれませんね。
明日からお盆休みの方が多いのではないでしょうか。
弊社は8月11日(金)~15日(火)までお休みとなっております。
私は仕事が溜まっておりますので仕事しつつお休みです。
皆様お休み中の熱中症にはお気をつけて...