【「夢中になる・必死になる」と仕事の関係】
僕の趣味の一つに木工があります。
最近はなかなか纏まった時間が取れないけれど、キャンプ道具を木工していると、食事も忘れて没頭してしまい、あっという間に時間が過ぎていて、自分でもびっくりします。
同様に建築の詳細納まりや、デザインなどを考えている時も、知らない間に夢中になり、他の大事な事を忘れてしまう事もしばしばあり、困ったものです。
また、プロジェクトを任されたりする時は、夢中というよりも「必死になる」という表現の方がしっくりきます。
社内で良く飛び交う言葉の一つに「何の為に~する」があります。自分が行動している目的を確認する為に出てくる言葉です。
私達は、しばしば行動している目的を忘れてしまう事があります。こうなると、目的を持たずに行動する事になっている状態なので、惰性的に行動していたり、改善が無くなったり、手を抜いたり、効率が悪くなったりします。これを正す為に時々目的の確認をしています。
夢中でやっている時は、自分が好きでやっていることが多いので、のめり込んでいる感じです。ハマる感じですし、三度の飯よりって感じになります。こんな風に勉強に取り組めたらいいなぁと思いますが、なかなかそうはいきません。
一方で、必死で取り組んでいる時は、目的がしっかりしています。好きかどうかよりも、今大事かどうか。今大切かどうか。
例えば家族での思い出作りは、いつも楽しい事だけれど、子供が小さい今じゃないと出来ないことがあるように。「今」が大切なんだと思います。この点では私には反省する事が多いです。つまり目的を見失い、その間に大事な機会を逃してしまっているのです。
自分都合の「夢中」と大切な誰かの為の「必死」が繋がると良いと思います。
私は、仕事は必死にするものだと考えてきました。
そして長く続けていくものだと先輩社員を見ていて、教えられてきました。先輩は決まった時間に休憩を取り、食事をし、そして明日に備えて身体を休ませます。そうしていると、仕事が段々と面白くなってきて、夢中になっている自分に気付きます。
私が思う理想は、必死と夢中が同居して、朗らかな心の状態で何事にも取り組んでいるカタチです。最初はある目的の為に、それに応えようと必死にやっています。
それが段々と夢中になり、寝ても覚めても考えていて、主体的に行動するようになっていきます。もっと期待に応えて、もっと役に立って、そして「ありがとう」の為に。ここまでくれば、人を責める事もないし、ストレスという言葉も無くなってくると思います。喜働。
仕事に必死になれる事。
仕事に夢中になれる事。
喜働。
こうありたいと思います。