実録、住まいの燃費(光熱費) 続編
以前ブログに書いた 実録、住まいの燃費(光熱費) の続編です。
車を買うときは燃費を気にして、なんで何十年も住むはずの住まいの燃費を気にしないのか?
そんな思いからリノベーションした住まいの光熱費を着工前にシミュレーションし、現在その経過観察をしています。
現在の結果はこのグラフの通りです。
前回は3月までの解説をしました。
エアコンの運転方法を24度設定で過負荷で運転させるミスで高くなってしまいましたが、22度で運転させることで部屋の気温は快適で、省エネに過ごすことができました。
そして4月と5月の結果は、4月はシミュレーションよりも1237円高く、5月は186円安くなりました。
なぜ4月が高くなったのか分析したところ、今年は例年よりも寒かったんです。
過去の気温を調べると、履歴平均最高気温を下回った日が22日もありました。
最低気温5度以下の日が履歴平均だと0日なのに対して、今年は11日もありました。
寒かったおかげで、咲いた桜がなかなか散らずに長く楽しめたけど、その分暖房を稼働させないと過ごせない4月でした。
5月はまだ終わっていませんが、ほぼほぼ平年並みといった様子でした。
そのため暖房も冷房も使う必要がなく、電気代がほぼほぼ底値になりました。
ここ一週間ぐらい暑い日が続いており、冷房を点けようか迷った家庭も多いかもしれませんが、この住まい春先から直射日光が全く入ってこないため、直射日光で暑くなることがありません。
まだ春ですが、これだけ暑いと夏場の直射日光のコントロールが必須になってきます。
ちなみに縁側の真南に庭があるので、冬場はこれぐらい日光が入ってきて、床がポカポカ温かく、まるで床暖房でも入っているかのようになります。
今のところ断熱をしっかり考えること、日射をコントロールすることがいかに大切か分かる結果が出ています。
家づくりは建てて終わりではなく、そこからがスタートです。
建設工事費用を抑えても、光熱費でびっくりした金額を支払わないといけないのは本末転倒です。
総合的に考えて快適でお得な生活をするため、燃費も気にしてみてはいかがでしょうか。