空き家問題について考える
新建ハウジングという住宅関連のニュースを発信してくれるメディアがあります。
そこで昨日の記事でこんなのがありました。
空き家率が年々上昇しているとよく耳にしていますが、総数で見ると意外とそうではないんだなという印象です。
しかしその内訳をみると賃貸用、売却用、別荘等の二次的利用を除いた「その他の住宅」の変化は2013年から29万戸増加し347万戸となっています。
これが意味することは、利用方法が未確定な空き家が増えているということです。
それにはいくつか理由が考えられます。
1.相続がうまくいかずに所有者不明状態になった。
2.土地や建物は資産だという意識で売買に踏み切れない。
3.どこに相談していいかわからない
1は大きな問題で、空家対策特別措置法等で行政の力が必要です。
場合によっては強制的に撤去という措置もとられますが、税金で誰かのものを壊すといった行為はあまり共感を得られないので、あまり取られる措置ではありません。
2は人の価値観の問題で、先祖代々受け継いできた土地や一生懸命働いたお金で建てた住まいは、自分たちにとって大切な資産だと思います。
しかし時代は移り変わっていて、その時代ごとの価値観に合わせた判断が必要になってくると考えられます。
3も意外とよく聞く話ですが、土地も建物も不動産のため、不動産屋さんに相談するのが一番です。
インターネットで簡単に調べられる時代ですし、住宅会社や建築の仕事をしている人に紹介してもらえることも多いです。
金沢市、野々市市、白山市の松任エリアは人気のエリアのため、不動産が非常に手薄な状態です。
しかしそこにも一定数の空き家があるため、資産整理や売買へ踏み切る方が増えて、必要な人のところに必要な不動産が届けばいいなと思います。
また空き家の劣化状況によっては、リノベーションして住むことも可能です。
既存のデザインを活かして、個性的なデザインの住まいにすることができます。
また断熱補強、耐震補強を施すことで快適に、安心して暮らすことも可能です。
新築を考えていてもコストが合わなかったり、何か思ったイメージと違う、また欲しいエリアに土地がないという方はリノベーションという選択も検討してみてはいかがでしょうか。